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”まれびと”について

マレビト、稀人、客人
  

”まれびと”とは(あくまで僕の解釈で)
異なる時間と空間を繋ぐ
役割なり、刺激やきっかけ
を与えるものだと考えている。
  
異なる世界、価値観、
エネルギー、波動に触れ、
邂逅することで、
事象や心象は変化する。
  
ムスヒ(産霊)とも
結びつくだろうか。
  

自分という存在は皆
凡そマレビトなのではないだろうか。
 
少なくとも僕は
自分がそうした存在である
と捉えると何か合点がいく。
  

ある時間と場所で
何かの影響を受けて、
どこかの時間と場所で
何かに影響を与える。
  
僕の人生はそのようなものだと
考えるようになった。
というか氣がついた。
  

若い頃はバックパッカーで
異邦人として世界中を旅をした。

仕事でも、さまざまな世界、異業種、
さまざまな地方の人との出遭いがあった。
  

もともと待人(マチビト)であったり、
トリックスターであったり、
(タロットの)THE FOOLといった在り方に
共感を覚えていたのだが。
  

ジプシーや放牧民や、
旅芸能の一座や、
異世界を移動する者たちによって、
この世界は弁証法的に、
進化してきたのだろう。
  

人はこの世において
旅人に喩えられることがある。

僕の目の前に顕れる人々もまた
僕にとってのマレビトなのだろう。
  

一期一会の気持ちをもって
できるだけの接待を
  
今後も心がけて生きたい。
  

 

 

 

    

 

 

 

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名言集2343

幸いなるかな、
天の流転に従いて
静かに流転する人々。
  

(ミシェル・ド・モンテーニュ)

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名言集2342

おそらく造り主の知恵であろう。
ほむべき造り主はそのなかにかえって
深い愛を蔵していられるかもしれない。
  

(倉田百三「愛と認識との出発」)

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名言集2341

慈悲は萬の根元、
  
慈悲より出でたる正直が
誠の正直にして、
  
慈悲より出でたる智恵が
真の智恵というものなり。
  

(徳川家康)

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名言集2340

現代はみな不本意に生きて、
不本意に死んで行ってるように思われる。
  

(井上靖『わが一期一会』)

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名言集2339

人間はただひとつの次元、
すなわち社会的次元に
還元されてしまった。
  
技術社会は人間を知らない。
社会は市民という抽象的な形でしか
人間を認識しない。
  

(ゲオルグ・ゲオルギウ)

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名言集2338

今日本の有様を見るに、
文明の形は進むに似たれども、
文明の精紳たる人民の気力は
日に退歩に赴けリ。
  

(福沢諭吉「学問のすゝめ」)

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名言集2337

今日のごとく功利的思想の
さかんなる時代においては、
人となりは一人前ならなくとも、
仕事の効果さえ挙ぐるを得ば
人として生まれ来た甲斐ありと信じ、
仕事に重きを置いて
人となりを顧みぬであろう
  

(新渡戸稲造『自警録』)

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名言集2336

いまの時代では、
まさに善なるものは、
かなしい。
  

(寺山修司「ポケットに名言を」)

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名言集2335

進歩というものは、
我々をいそがしくしただけで、
幸福にしたとは言われないのではないか。
  

(伊藤整「愚者の楽園」)

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名言集2334

全ての物事が辻褄の合うものであってほしい。
そうすれば我々はみんなハッピーになれるし
緊張しなくてすむ。
  
だから私は嘘をいくつもついてきた。
そうすれば全てが丸く収まるし
この悲しい世界を楽園にする事ができるからだ。
  

(カート・ヴォネガット)

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名言集2333

昔は貧者の一揆、
今は富者の組合
  

(ジョルジュ・クレマンソー)

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名言集2332

歴史を学ぶと、
人間が歴史から学んでいない
ことが分かる。
  

(フリードリヒ・ヘーゲル)

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名言集2331

他人のことに関心を持たない人間は、
苦難の道を歩まねばならず、
他人に対しても大きな迷惑を
かけることになる。
  
人間のあらゆる失敗は、
そういう人たちの間から生まれるのです。
  

(アルフレッド・アドラー)

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