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名言集1914

「人はその天職を終わるまでは
 不滅なるがごとし」である。
  

ゆえに、たとえ千危万難わが身を囲むとも、
われは安心して、わが人生の航路を取るべきである。
  

(内村鑑三)

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コメント

(前の文から)
人生に危険が多い。
これを思うて万事不安に堪えない。

しかし、ただ一事は安心である。
わが事業の成るまでは、わが死なざる事、
その事は確実である。

神がわれにゆだねたまいし事業
を妨ぐるほどの災難は、
決して身に臨まない。

わが快楽は奪わるるであろう。
わが家庭は壊(こぼ)たるるであろう。
あるいは盗難、あるいは火難、あるいは水難、
あるいは偽りの兄弟の難と、
踵(くびす)を接して来たるであろう。

されども、これらいずれも、
神がわれにゆだねたまいし事業の進行を
妨ぐるほどのものでないことは確実である。

まことにリビングストンの言いしがごとく、
「人はその天職を終わるまでは不滅なるがごとし」
である。

ゆえに、たとえ千危万難わが身を囲むとも、
われは安心して、わが人生の航路を取るべきである。


投稿: しっ | 2020年1月 3日 (金) 07時01分

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