名言集1873
あらゆる大望の最終目的は、
幸福な家庭を築き上げることにある。
幸福な家庭は
あらゆる事業と努力の目標である。
また、あらゆる欲求が
これに刺激されて実現される。
(サミュエル・ジョンソン)
あらゆる大望の最終目的は、
幸福な家庭を築き上げることにある。
幸福な家庭は
あらゆる事業と努力の目標である。
また、あらゆる欲求が
これに刺激されて実現される。
(サミュエル・ジョンソン)
自分の生活の目的を
安価な幸福に置きたくはない。
しかし自分の子供や、他人の幸福は
望まないわけにはゆかないのだ。
それで僕は
出来るだけ皆が幸福に生活するには
どうしたらいいかを考えているのだ。
(武者小路実篤『幸福について』)
一体日本人は
生きるということを知っているだろうか。
小学校の門を潜ってからというものは、
一しょう懸命にこの学校時代を駆け抜けようとする。
その先きには生活があると思うのである。
学校というものを離れて職業にあり附くと、
その職業を為し遂げてしまおうとする。
その先きには生活があると思うのである。
そしてその先には生活はないのである。
現在は過去と未来との間に劃した一線である。
この線の上に生活がなくては、
生活はどこにもないのである。
(森鴎外「青年」)
生活と人生はちがいます。
生活でものを言うのは
社会に同調するためのマスクです。
また社会的な道徳です。
しかし人生では
このマスクで抑えつけたものが
中心となるのです。
(遠藤周作『ほんとうの私を求めて』)
少年時代には少年としての希望が、
壮年時代には壮年にふさわしい希望が、
老人にも老人らしい希望がある。
つまり人間は希望を持っていないと
一日としてこのはげしい生活に耐えて
生きていけないのである。
(ロバート・スチーブンソン)
人間はとしをとるにつれて、
一種のあきらめ、自然の理法にしたがって
滅んでゆくものをたのしむ
といった風な心境がひらけてきて、
しずかな、平均のとれた生活を
欲するようになるのですね。
(谷崎潤一郎「蘆刈(あしかり)」)