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名言集1860

人生を縦に見れば
理想も希望もあり。
  

之を横に見たる時、吾人は
唯痛ましき精力消耗の戦いを見る。
  

(石川啄木「百回通信」)

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名言集1859

日常生活は、
意外に細々としたスケジュールに区切られていて、
雑念が入らないようになっている。
  

チャイムが鳴り、移動する。
バスに乗り、降りる。
歯を磨く。食事をする。
  

どれも慣れてしまえば、
深く考えることなく反射的にできる。
  

(恩田陸「夜のピクニック」)

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名言集1858

待つ。
ああ、人間の生活には、
喜んだり怒ったり悲しんだり憎んだり、
いろいろの感情があるけれども、
  

けれどもそれは人間の生活の
ほんの一パーセントを占めているだけの感情で、
  

あとの九十九パーセントは、
ただ待って暮らしている
のではないでしょうか。
  

(太宰治「斜陽」)

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名言集1857

詩人もまた他の人々と同じく、
この生と生活との不一致に
悩まされているのである。
彼は決して局外者であることは許されない。
  

むしろ詩人にとって最も必要なことは、
進んでそのジレムマの中に身を置くことだと
私は考える。
  

(谷川俊太郎『詩を考える』)

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名言集1856

日々の生活の実体そのものが
詩であることを民衆は必要としている。
  

このような詩は
ただ一つの源泉しか持っていない。
  

その源泉は神である。
  

(シモーヌ・ヴェイユ)

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名言集1855

恋は二つとない大切な生活材料だ。
真面目にこの関所にぶつかれば
人間は運命を知る。
  

(倉田百三)

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名言集1854

人は誰でも、一生の内に一度位は
「詩人」になるものだ。
  

だが、大抵は
「詩人」であることを止めたときから
自分本来の人生を生きはじめる。
  

そして、かつて詩を書いた
少年時代や少女時代に
憎悪と郷愁を感じながら、
  

たくましい生活者の地歩を
固めていくのである。
  

(寺山修司「ひとりぼっちのあなたに」)

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名言集1853

ある事柄、ある人々への
愛と義務感によって働きなさい。
  

早くから自分自身を超えて、
自分だけのために生活しないということが、
青年を向上させ、強健にさせ、
事に屈せぬ力を与える唯一の道である。
  

(ヒルティ『幸福論』)

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名言集1852

私の生活は極めて簡単です。
朝起きて夜寝る。
その間は最善を尽くすということです。
  

(ケーリー・グラント)

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名言集1851

日常の瑣事にいのちあれ
生活のくまぐまに緻密なる光彩あれ。
  

(高村光太郎 詩集「晩餐」)

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名言集1850

若い人たちはもっと積極的に
一期一会の精神を、
日々の生活の中に生かすべきである。
  

(井上靖)

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名言集1849

自分の外側を見る人は、
夢を見ているだけだ。
  

自分の内側を見る時。
人は初めて目覚めるのだ。
  

(カール・グスタフ・ユング)

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名言集1848

「若さ」は
その人の生命が貯えている
豊富な成長力
  

生きようとする力
そのものである。
  

(与謝野晶子「愛の創作」)

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