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名言集1616

およそ現実というものが、
主観と客観という二つの反面から
成っているということによるのである。
  

だから客観的な反面が全く同じでも、
主観的な反面が異なれば、
現在の現実が全く別なものになってしまう。
  

(ショーペンハウエル「幸福について」)

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(続きの文)

現在および現実の客観的な反面は
運命の手に握られている。
したがって可変的なものである。

主観的な反面はほかならぬわれわれ自身である。
したがって根本的には不変的なものである。

だから人間各自の生き方は、
いかに外部からの変化があっても、
終始一貫同じ性格を帯び、
同一主題をめぐる
幾つかの変奏曲にも譬(たと)えられる。


            

投稿: しっ | 2018年2月 7日 (水) 07時52分

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