名言集960
死んで生きよ、
この神秘にふれない限り、
いつでも人間はただの
地上の悲しき客人にすぎない。
(ゲーテ)
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生を愛するが故に
死を恐れる思想は欺瞞であり、
生の苦痛を征服し、
自殺する勇気をもった
新しい人間こそ、自ら神となる。
(ドストエフスキー『悪霊』)
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人間は霊たちに、
霊たちは天使たちにそれぞれ支配され、
同じようにして、人間は神メシアによって
彼の許しをとおして支配されている。
(スウェーデンボルグ「霊界日記」)
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何ごとも心を乱すことなく
何ごとも恐れることはない
すべては過ぎ去っていく
神のみ変わることがない
忍耐はすべてを勝ちとる
神をもつ者には何も欠けることがない
神のみで満たされる
(イエズスの聖テレジア)
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青年が志を立てる時には、名とか利とかを求めないで、まず己の任務はいかなるものであるかをみて、決してもらいたい。名利の夢を離れて冷静に、私心を離れて公正に考えてもらいたい。
こう言うと、あるいは難きことを求めるという誹(そし)りを免れないかもしれない。そこで、次のようなことを述べたいのである。
人生は、社会のホリゾンタル(水平線)的関係のみにて活(い)きるものでないことを考えたい。ホリゾンタル――多数凡衆(ぼんしゅう)の社会的関係を組織しているその水平線――に立っておれば、多数の間にその頭角を抜き、その名利をほしいままにし、また指導することもできるであろう。
しかし一歩を進めて、人は人間と人間とのみならず、人間以上のものと関係がある。ヴァーチカル(垂直線)的に関係のあることを自覚したい。
我々は、ただに横の空気を呼吸するのみで活きるものでなく、縦の空気をも吸うものであることを知ってもらいたいのである。人間と人間との関係以上というと、何だか耶蘇教(キリスト教)の神らしいことになる。しかしぼくは、必ずしも神と限るのではない。仏教の世尊でもよい、神道の八百万(やおよろず)の神でも差しつかえない。
ぼくは何の宗教ということを、かれこれ言うことを好まない。ただ人間以上のあるものがある。そのあるものと関係を結ぶことを考えれば、それでよいのである。
この縦の関係を結びえた人にして、はじめて根本的に自己の方針を定めることができる。自分がこのような仕事をするのは、上(かみ)からの命である。上への義務である。上なる者と共に働き、共に結果を楽しむのである。
偶然なる世の毀誉褒貶(きよほうへん)、われにおいて何かあらん。利害はただ事業に伴う副産物に過ぎない。報酬は人より求めず、天より得れば足るという覚悟、こうなれば泰然たる内に自ら立志の方針も定まり、その天職を立派に遂行することができるであろう。
要するに、青年が志を立てるについて、人間ばかりを対手(たいしゅ)とせずに、人間以上のあるものと相談して、理想を作るのが必要である。
新渡戸稲造『修養』より
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『言語にとって美とはなにか』をはじめとして、
吉本さんの言語論の中心をなすのは
「言語の根幹は沈黙である」という考え方である。
人間は沈黙のうちに思考したり、
感じたり、悩んだりしている。
つまり沈黙は、自分の自分にたいする
コミュニケーションという面をもっている。
こうした目に見えない心の動き、
沈黙のうちに込められている人間性や精神性を、
吉本さんは「自己表出」と名づけ、
文学をはじめとする芸術言語の本質とみなした。
これにたいして情報の伝達手段としての言語、
言語のコミュニケーション的な面を
「指示表出」と名づけた。
(片山恭一;吉本隆明の追想)
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祈ることは単に沈黙することだけではなく、
聴くということであります。
祈るということは、
自分が語っているのを聴くことではなく、
沈黙するにいたることであり、
沈黙して神の語りかけを聴こうと
待つようになることであります。
(キルケゴール)
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人生において忘れてはならぬことは
“節操を知れ”ということである。
好むものが回って来ぬからと
強いて求めてはならない。
耐え忍びて待つのだ。
さすれば遂には
神々の客人となれよう。
(エピクテトス)
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あなたが一旦神と親しくなり、また、
神とのあいだに目標が完全に
一致するような間柄になるならば、
とりわけ、正しい適度な仕事や
適当な読み物を探し求める必要はもはやなくなる。
実際、そういうものを求めていると、
人間はえてして過度におちいったり、
時宜を誤ったりしがちである。
神と親しく交われば、
仕事と読み物の両方とも、
いつも不思議に適当なときに授けられるであろう。
(ヒルティ『眠られぬ夜のために』)
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人生は根本的には
信仰と忍耐から成り立っている。
この二つを持つ者は
すばらしい目標に到達する。
(ルドルフ・フォン・ターフェル)
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