良識と常識
人は良識で繋がっているのだと信じています。
しかしながら生きていく中で次第に身についていった常識が邪魔をして、人は人との本当の繋がりを忘れさせられてしまっているのではないでしょうか。
生きていくうえで、もちろん常識も大切なのでしょうが、そんな世の中でも、人が生来持っている良識を大事にすることが必要なのだと想います。
今の時代は良識よりも常識が優先され、良識が通用しないような社会の仕組みであるような気がします。競争、優劣、評価、損得、そんなものに基づいたルールに囚われ過ぎており、私たち一人ひとりの自分の中にある良識を発揮できず、その結果本当の幸福感を味わいにくくなっているのではないでしょうか。
一人一人の中の良識の実在を信じるとき、私たちは社会に対して安心することができるのだと想います。そうした時、そうした場でこそ、人は安心して自分を表現できるのです。それが幸福感に繋がります。
子供たちの次代では、もっともっと人と人との本当の繋がりを大事にする、人間の良識に回帰するような社会が広がっていくことを、心から願っています。
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