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一番大切なこと

論語の一節。

子貢問いて曰く「一言にして以って終身これを行う可きものありや」
子曰く「それ恕か。己の欲せざる所は人に施すなかれ」

解説:子貢は先生に聞きました「生涯守るべき事とは一言で言うと何なのでしょう?」孔子は答えました「それは恕(寛大さ)だ。自分が好まないものは他人にも押しつけてはならない」

恕(じょ )とは、思いやること。思いやり。同情。寛大さ。優しさ。

人間にとって最も大切なこと。それは優しさではないでしょうか。そう想います。

「己れの欲せざる所を人に施す勿れとは…之を恕の道と云ふ/福翁百話(諭吉)」

人生を通して、学び、体験し、仕事をし、生活をし・・・ 強く、たくましくなって、そうしてこの”恕” 思いやりの気持ちを深く深く持ちたいものです。

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名言集49

うらを見せ 表を見せて 散るもみじ

(良寛)

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名言集48

この地上で真に私のものと言える、
たった一つの魂を勝ち得たものは、
集い、歓喜の歌を歌う資格がある。
出来なかったものは泣きながら、
我らの集いから立ち去れ。

(シラー(ベートーヴェン『第九』から))

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六波羅蜜

釈迦の説いた人間を悟りに導く方法

布施(与える)

持戒(自ら戒めるものを持つ)

忍辱(苦難やいやなことを耐え忍ぶ)

精進(仕事に一所懸命打ち込む)

禅定(心を落ち着かせる)

般若(以上5つの修養に努めて得られる智慧)

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名言集47

君にはこんな経験はないか。
つまり、自分のしなくてはならないことが
何かあるのがわかっていて、
しかしそれが何なのかははっきりつかめない。
そんな経験はないかい。
おれにわかるのは、何かをしなくてはならないのだということで、
それが何なのかよくわからない。
時がくればわかるだろうが、おれは本物をつかむまでやるんだ。
わかるかい。

(ジェームス・ディーン)

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人生の意味

国民教育の父、森信三先生の言葉に「天からの封書」というものがあります。

「天からの封書」

 われわれ人間は、おたがいに「天の封書」をいただいて、この世に生まれ出ております。そこにはそれぞれ自分がこの世に派遣せられた使命の内容が書き込まれております。少なくとも四十歳までに、天から拝戴した封書を自ら開封し、しっかり読みとらねばなりません。 

 与えられた天からの使命を読みとるか否かが、その後の人生の生き方において雲泥の差が生ずることは、いうまでもありません。思えばなんと天の封書を読まずに人生を終える人の多きことよ。 

本当の自分の人生とはこの”天の封書”を開いたときからはじまるのではないでしょうか。孔子も三十歳を”而立”、四十歳を”不惑”としています。青年期の総仕上げのこの時機に、独り自らの人生について指針を持つこと。そういったことが人を生きる上で、大切だと想います。

そうしなければ折角いただいた命でありながら、人ではないものとして生きてしまうのではないでしょうか。

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名言集46

人生というのは、いつ始まるのだろうか? 
それは決して生まれるときではないだろう。
それでは、はじめて恋をしたときか? 
書物を通して、また人間関係を通して自我にめざめたときか? 
あるいは、自分のなかに棲んでいる
「もう一人の自分」との友情が成り立ったときか?

(寺山修二)

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名言集45

報恩起床、感謝就寝

(不詳)

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五倫

1.父子有親

2.君臣有義

3.夫婦有別

4.長幼有序

5.朋友有信

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幸福論

幸福とは何か?そんなことを何年も考えてきました。そして得られたことは、”感謝”と”知足”の心をもつことです。仏教の考えでは人が幸福になれない理由として、執着心と虚栄心をあげているようですが、”感謝”と”知足”の心はその対義語といえると想います。簡単にいえば、”現在”の自分を能動的・主体的に受け入れている状態を言うのではないでしょうか。

また、もう一つの大事な心のもち様として、”利他の精神”もあげられるのではないかと想います。人の喜びをも自分の喜びとする精神。もし、そういう心をもてたとするならば、執着心や虚栄心は出てこないのではないでしょうか。

辞書をひらけば、幸福とは

 満ち足りていること。不平や不満がなく、たのしいこと。また、そのさま。

などとでできます。また、ちがった観点で幸福という字を分解すると、

 幸とは外からもたらされるもの。福とは自分や家庭の内から湧き出るもの。

そういった説明もあります。他力的な部分と、自力的な部分のバランス。心の安定や調和の取れた状態と言えるのではないでしょうか。

また、幸福や喜びには三段階あるとも言われます。

 1.もらう喜び・受け取る幸福

 2.できる喜び・達成する幸福

 3.あげる喜び・与える幸福

倫理説では幸福主義というものがあります。幸福が人生の目的であり、善であるとするものです。快楽主義が感覚的な快楽を求めるのに対し、幸福主義は持続的な、精神的な喜びをもとめるものです。幸福と快楽、改めて確認してみるとその違いに気がつきますが、普段は無意識に混同してしまっているような気がします。

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名言集44

何のために生まれて 何をして生きる 
わからないまま終わる そんなのは嫌だ 
何が君の幸せ 何をして喜ぶ 
わからないまま終わる そんなのは嫌だ

(やなせたかし『アンパンマンのテーマ』)

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Imagine

Imagine there's no Heaven  

It's easy if you try

No Hell below us  

Above us only sky

Imagine all the people  

Living for today

Imagine there's no countries  

It isn't hard to do

Nothing to kill or die for  

And no religion too

Imagine all the people  

Living life in peace

You may say I'm a dreamer  

But I'm not the only one

I hope someday you'll join us  

And the world will live as one

Imagine no possessions   

I wonder if you can

No need for greed or hunger  

A brotherhood of man

Imagine all the people  

Sharing all the world

You may say I'm a dreamer  

But I'm not the only one

I hope someday you'll join us  

And the world will be as one

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名言集43

汝が生まれたとき汝は泣き、汝の周囲の人々は喜び、
汝がこの世を去るときには汝の周囲の人々が泣き、
汝のみ微笑むようにすべし。

(インドの諺)

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人間の本質

僕は能力開発の仕事、研究をしてきました。そして一つの結論として、”能力開発とは愛情開発である”という確信を得ました。

能力開発をはじめるに当たって一番大切なことは、本心開発です。自分が自分のことをどれくらい理解しているのか、自己同一性とでもいいましょうか。そういったことが大切です。能力を開発する方向として自分の内にある原型に向かって進んでいくのと、自分ではない何か他の偶像に向かっていくのとでは、進んでいくにつれて大きな差が生じてしまいます。

ですからまず、自分というものを理解しなければいけません。自分の過去、大過去(英語でならいませんでした?過去完了ともいいましたね)を振り返り、様々な経験の因果関係、因縁を理解していく。そして現在の自分がどんなで、なにを想い、感じているのかを、純粋に素直になって捉えていく。そして、自分は未来にどうなりたいのか、つなげていく。そうして得た自分の本心に触れない限り、能力開発は幸(功)を奏しません。

そうやって自己理解を掘り下げていくと、不思議と本心というものは誰でも同じような方向に導かれている。そう感じます。その中心を”愛情”と言葉上表現しておきます。ギリシャ時代で言うエーロスとかアガペーとかそういったものなのでしょう。

よく、性善説とか性悪説とかいいますが、あえて造語をすると”性愛説”といった立場を僕はとっています。生まれながらにして人間は皆愛ある存在だと想うからです。病院の新生児室で赤ん坊たちが泣いたり、眠ったりしているのを見たことがありますか?(まだ言葉を話せないくらいの)幼い子供たちが公園の砂場で遊んでいるのを見たことがありますか?

僕は何か人との間でトラブルがあったり、ストレスを感じたりしたときは、その人の赤ちゃんの頃や幼少の頃を想像したりしています。そうするとネガティブな感情(不満や不安など)が和らいでくるのです。

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名言集42

天命これ性 性に率うはこれ道
道を修むる これを教という

(子思「中庸」)

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名言集41

一、人の一生は、重き荷を負うて遠き路を行くが如し。
  急ぐべからず。
一、不自由を常と思えば不足なし。 
一、心に望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。 
一、堪忍は無事長久の基。 
一、怒りを敵と思え。 
一、勝つことばかり知りて負くるを知らざれば、
  害その身に至る。 
一、己を責めて、人を責むるな。 
一、及ばざるは過ぎたるに勝れり。

(徳川家康「東照宮遺訓」)

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