ジョハリの窓-自己理解を深める
(図をクリックすると大きくなります。)
アメリカのJosepLuftとHarryInghamという心理学者が共同でつくった「対人関係における気づきのグラフモデル」のことで、ふたりの名前をとってジョハリの窓(The Johari Window)と呼ばれています。
自己には、「明るい窓(open self)」、「隠された窓(hidden self)」がある と共に、「盲目の窓(blind self:自分は気がついていないものの、他人からは見られている自己) 」もあり、「未知の窓(unknown self:自分も含め誰からもまだ知られていない自己 )」があると考えられます。
これらをマトリクスに図解し、それぞれの窓の格子をその四角の枠に固定されていないものとして、格子のみ移動しながら考えてみます。盲目の窓が小さくなれば、それは他人の自分に対するフィードバックにより自己理解が広くなるということを意味しています。また、明るい窓が大きくなれば、それは自己開示が進んで、自己に対する他者の認識が広がっていることを意味しています。
【明るい窓】
あなた自身も気付いていて、他人も知っているあなたです。
言い換えるとあなたがオープンにしている部分です。
【盲目の窓】
他人には見えているけど、自分では気づいていないあなたです。
「あの人、自分では気づいていないけれど○○だよね。」などと言われる部分です。
【隠された窓】
他人には見せていないあなたです。当然他人も気付いていません。
周囲から見ると誰も知らないもう一人のあなたという部分です。
【未知の窓】
あなた自身も周囲の人も気付いていないあなたです。
この部分はあなたにとっての無限の可能性を秘めています。
自分が自分を理解すること、他人に自分を理解してもらうこと、それぞれに完全はありえないのではないでしょうか。自分も他人も、それぞれに人間は無限の可能性を持っているのです。
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