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意識の構造論

Freud (図をクリックすると大きくなります。)

フロイトの精神分析学に局所論と構造論があります。

<局所論>
人間の心は、意識、前意識、無意識の3層から成り立っているという考え。
意識と前意識との間に検閲という防衛機制が働いていると想定しています。
■意識 consciousness
直接的に心の現象として経験していること、これは自分の経験だと感じることのできることを総体的に意識と呼ぶ。
■前意識 preconscious
意識されてはいないものの、思い出そうと注意を向ければ思い出せるもので、いつでも意識の中に入り込めるもの。
■無意識 the unconscious
一般的に、個人の行動を左右し、思考や感情の方向づけに大きな影響を与えながらも、本人には自覚されていない心的過程のこと。

<構造論>
心を自我、イド、超自我という3層からなるモデル(心的装置)として捉えます。
■イド id (エス es)
本能的性欲動の源泉。
不快を避け快を求める快楽原則に支配されており、無意識的であるという特徴を持つ。
一次過程と呼ばれる非論理的で非現実的な思考や不道徳で衝動的な行動をもたらす。
cf.リビドー libido
性欲動を意味する精神的エネルギーのこと。
イドを突き動かすものである。
■自我 ego
イド、超自我、外界の要求から生じる精神力動的葛藤を現実原則に従って調整する機関。
自我の強さが健全なパーソナリティの原点であるとする。
■超自我 super-ego
良心あるいは道徳的禁止機能を果たす。
幼児期に両親との同一視やしつけなどを通して取り込まれた道徳律であって、快楽原則に従う本能的欲動を検閲し、抑圧する。
意識的な場合もあるが、多くは無意識的で後悔や罪責感といった感情をもたらす。

これらの論理展開に、集合的無意識という考え方があります。”人間の本質”ともいえる深層心理・深層意識といえるでしょう。人間の本質、人間性の本質とは一体何なのでしょうか。一人一人の人間はこの集合的無意識を通して皆繋がっているともいわれています。

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